英語の長文読解で大事な点

ある程度英単語・文法が身についている中3生には

長文読解の練習をしています。

ただ「長文を読ませて、解答させる」だけではなく、

全文を和訳してもらっています。

D1260CC0-312B-4103-840C-A425B21C76F9.jpeg

このような感じです。



全文和訳をさせると、

「この単語・表現が覚えられていないな」

「この文法を見落としているな」

ということがよくわかります。



この問題を解いた生徒は、

設問には全部答えられていました。

ただ、全文和訳をさせてみると、

このようにしっかりと意味が把握できていない

部分がたくさんありました。



また、この生徒は「不定詞」の訳し方が

苦手です。

文法的には理解できていますが、

文章の中で出てきた時に見落とすことが多い。

その点が課題だと思っています。



「英語の長文読解をする際には

ある程度『英単語』『文法』が

身についていないと意味がない」

と繰り返しお話ししています。



それは、全文和訳をさせてみると

よくわかります。



まず、

「訳し終わるのに、ものすごく時間がかかり」ます。

単語や文法をきちんと覚えていないので、

どのように訳していいのかわからず、

とても時間がかかってしまいます。



次に

「単語や文法を覚えていないので、

自分が『見落としている』ということに

気づけない」

ということが言えます。



例えば、「ここは『to+動詞の原形』の形に

なっているから、不定詞が使われているね」

と説明しても、文法が身についていない生徒は

「そもそも不定詞ってなんだ?」となります。



大抵の生徒は「不定詞って何ですか?」

とは聞いてきません。

こちらで「ここは不定詞が使われているね」

と言えば、生徒は

「ふむふむ」とうなずくだけです。

「理解できていてうなずく」のではなく、

「へ~、そうなんだ~」くらいの感覚です。



そして、次に同じ問題をやっても、

身についていないので同じように間違えます。



「気づき」の元となる「英単語」「文法」が

身についていなければ、

どれだけ長文を読んでも、実力はつきません。

「なんとなく、勉強した感」が生まれるだけです。



逆に、一通り「英単語」「文法」が身についていれば

あとは長文を読みながら、

「あ、ここにはこの文法が使われている」

「この熟語はこうやって訳すんだった」

という風に、文法の復習を兼ねながら

実力をつけていくことが出来ます。



とにかく、英語に関しては、まず

「英単語」「文法」を覚える。

これに尽きます。

やはり「基礎」が大事

数学と理科で伸び悩んでいる中3生の

相談を受けました。

もともと理数系の科目に苦手意識があったようで、

総合テストになったら、太刀打ちできなくなって

しまったとのことでした。



そこで、一通りテストを見せてもらいました。

数学に関しては、

確かに難しい問題でも間違えていましたが、

それ以上に「基礎計算」での間違えが

気になりました。



一方、理科に関しては

多くの生徒が苦手にする「物理」「化学」分野での

間違えが目立ちました。

そこで、不意打ちで

色々な「公式」を聞いてみたところ、

基本的な公式が曖昧でした。



さらに話を聞いてみると、

2年生の頃にちょっと勉強をサボっていたとのこと。

確かにテストを見ても

中2範囲のところでの間違えが目立ちました。



そこで、確認のため基本的な問題を

解いてもらったところ、

やはり基礎的な知識から曖昧でした。



総合テストが始まると、

難しい問題がたくさん出るために、

過去問などの「難しい問題」に

どうしても目がいってしまいます。



ですが、丁寧にテストを分析していくと、

実際には「基礎的な知識不足」が

原因ということがほとんどです。



この時期は

「総合テストでも、ある程度結果を

残さないといけない」

ということで、微妙な時期になります。

ある程度の「問題慣れ」という面も

必要だと思います。



ただ、根本的に実力を上げるには

やはり「基礎からしっかりと積み上げる」

というのが一番効果があります。



そのためには「膨大な勉強時間」を

覚悟する必要がありますが、

それに耐えきれずに、志望校をあきらめていく

生徒がほとんどです。



ですが、入試直前の2月に行った

最後のテストで理科20点台だった生徒が、

入試本番で60点台まで上げて

県ヶ丘に受かっていった生徒もいます。



この生徒が合格した理由は

・最後まであきらめなかったこと

・残り3週間、理科のミラクルロードを

 必死に解きまくったこと

だと思っています。



「ミラクルロード」は、

基礎から応用まで短期間で確認できる

テキストですが、結構解くのが大変です。

それまでも解いていましたが、

まだまだ真剣さが足りませんでした。



ただ、2月のテスト結果を受けて、

後がなくなったことから、

必死に基礎からもう一度確認をして、

本番の入試で結果を出しました。



本気で成績を伸ばしたいのであれば、

・基礎からやり直す

・圧倒的にたくさん勉強する

この覚悟が必要なのだと思います。

「難しい総合テスト」の見分け方

総合テストを見続けたことで、

「平均点が大きく下がる」テストには

特徴があることに気づきました。



それは「業者が作ったテスト」です。



テストの表紙を見るとわかるのですが、

学校の先生が作ったテストだと

「〇〇中学校 第◯回総合テスト」

という形で、きちんと学校、テスト名が

記されています。



一方、業者が作ったテストだと

「実力診断テストB」のような形で、

学校名やテスト名が書かれていません。



学校の先生が作ったテストだと、

授業の進度にあわせた形での出題が

なされる事が多いので、

比較的点数が取りやすいテストになります。



一方、業者が作ったテストだと、

「入試に近い」形のテストになります。

また、授業進度はあまり関係なく、

「今まで習ってある分野からの出題」

という形になるので、

現在授業で取り扱っている内容が

まったく出ない、という場合もあります。

その結果、難易度が上がります。



これまでも、

「これって、たぶん業者が作ったテストだよな…」

と思っていたのですが、

きちんと裏が取れていなかったので

確証は得られませんでした。



ですが、今回の総合テストで、

とある中学の生徒が教えてくれました。

曰く「学校の先生が『業者のテストを出題したら、

みんなできなかった。簡単だと思ったんだけどな~』

と言っていた」

とのことです。

思わぬ形ですが、裏が取れてよかった。



なので、「テストの表面」を見て、

「学校名、テスト名」が書かれていなければ、

業者が作ったテストの可能性が高いです。

業者が作ったテストの場合は、

まず「平均点以上」を

取ることを目標にしてほしいと思います。



次に、テストが返ってきたら

しっかりと「復習」することが大事です。

難しいので、テスト時間内では解けなくても、

入試の傾向に寄せた問題なので、

しっかりと分析しておくと、入試の対策に

なると思います。

コロナ対応により、生み出されたもの

今日は


の方とZoomでお話しする機会をいただきました。



・コロナ休校中の対応

・現在の周辺地域の状況

・塾の経営について

・今後の対応について

などなど、色々なお話をさせていただきました。



当初30分程度の予定でしたが、

気がついたら1時間ほど話していました。

ご対応いただいた職員の方、

ありがとうございました。



話を通じて感じたことは、

「どの地域も、だいたい状況は同じなんだな」

ということです。

他地域の状況がなかなかわからないため、

「この状況は、うちの地域だけのことかも…」

「他の地域は、どのように対応しているのか」

という点が気になっていました。



ですが、協会の方の話をうかがっていると、

どこも同じように大変な思いをしながら、

手探りしながら、指導を続けている、

という状況を知ることができました。

それだけでもかなり勇気が出てきました。



お話の中で1つ面白かったのが、

「休校中オンライン指導をしていたが、

休校明けになると、ほとんどの生徒が

今まで通りの通塾を希望された」

というお話と、

「その中で『比較的学力が高い』層の生徒は

通塾よりもオンライン指導の継続を

希望されているケースが多い」

というお話をうかがったことです。



多くの保護者、生徒が今まで通りの

対面指導を希望されている一方で、

学力の高い層はオンライン指導の継続を

求めている。



これは、

「ある程度自分で勉強を組み立てられる生徒

にとっては、通塾するよりも自宅で勉強した

方がやりやすい」

というニーズの現れなのではないかと思います。



「いかにして、オンライン指導でも

対面指導に近い環境を作り出すか」

という点が重要だと思っていましたが、

逆に「新たなニーズ」も生まれてきているのだな、

ということを感じました。



色々と勉強になる1時間でした。

オンラインが社会的に普及したことで、

こうした時間を設けることができるようになったのは

色々と厳しい状況が続く一方で、

よかったことなのかな、と思います。

意外にできない「整数-分数」

中3生は、総合テスト対策として、

過去問を使った練習を増やしています。



その中で数学については、

「まず基本的な問題を、確実に取れるようにしたい」

ということで、全国の問1部分を集めた

問題を解いてもらっています。

その中で、「あれ?」と思うことがありました。



文字式の計算で、

「3x-1/2x」という問題がありました。

単純な文字式の計算だと思っていたのですが、

この問題の正答率が異常に悪い。



どうやら

「整数-分数」の計算のやり方が

しっかりと身についていないようです。



というのも、説明のために、文字を外して

「3-1/2」ができるかどうか聞いてみたら

固まってしまったからです。



「整数-分数」の計算をする場合には、

「整数を分数に直して、通分する」

ことが必要です。



3-1/2であれば、

3を3/1に変形してから通分して、

6/2-1/2=5/2

このような流れになります。



この、「整数を分数に直す」

という部分ができない子が

思ったよりも多くてビックリしました。



「整数-分数」は小学生で習う計算ですが、

確認してみたら、4年生で出てきています。

このあたりでしっかりと分数の計算練習を

してこなかったのかな、という気がします。



ただ、問題集もチェックしてみたところ、

「整数-分数」の問題があまり多くなく、

分数の計算の中の1つとして紛れている、

という形になっていました。

なので、ちょっと意識して練習しておく

必要があるように感じました。



小学5年生以上のお子さんで、

「整数-分数」の計算がしっかりとできるか、

確認してみてほしいと思います。


「ノートチェック」で気づいたこと

毎日の日課として

「生徒のノートチェック」をしています。

授業があった生徒の宿題や授業中のノートを

写真で撮り、チェックする、というものです。



間違っているところや気になるところ、

「理解できていないな」と感じるところについては

添削して生徒に指摘しています。

48CC0DA2-6A49-4FD3-ADAA-E87A0E50CD78.png

6B9D1FD6-C64A-490A-AA0F-108CD994AC72.png

4A60D986-EC8F-4B0E-B897-2ACACA3BD186.png

0E8B86CF-C521-4334-8D70-96A9254BAFDD.png

3D33F104-F67A-4820-A70C-3927BE7CF61D.jpeg

このような感じです。



基本的には次の授業で来た時に指摘していますが、

あまりにも直すところが多かったり、

次回までの期間が空いてしまう場合には、

保護者にデータを送って、

家で直してもらうようにしてもらっています。



iPadを購入してから、

画像データでの添削やデータ送信が

やりやすくなりました。

「便利な時代だな…」と思います。



さて、いつものようにノートチェックを

していると、ふと気づいたことがありました。

それは

「毎回チェックする生徒と

ほとんどチェックしない生徒がいる」

ということです。



先に結論から言えば、

学力の高い生徒はほとんどチェックがいりません。

逆に学力の低い生徒は

ほぼ毎回のように添削をしています。



学力の高い生徒のノートの特徴は

・◯✕が正確につけられれている

・間違えたところを正確に赤で直してある

・「どこを間違えたのか」という点を分析して

 修正している

という点が挙げられます。



学力の低い生徒のノートの特徴は逆です。

・◯✕が正しくない(間違えていても◯している)

・解答を写しただけ。ただ「✕」だけのこともある。

・間違えた点はそのまま。



こうして毎日ノートチェックをしていると、

結局両者の差は、

「間違えに対する対応の仕方」

に尽きるような気がします。



間違えた問題に対して

「どこを間違えていたのか」を

しっかりと分析し確認する生徒。

「やりっぱなし」で終わる生徒。



こうした分析にかかる時間は

それほどかかりません。

ですが、こうした「ちょっとした差」が

積もり積もって「大きな差」に

なっていく。

そのことを、あらためて思いました。

野菜づくりは「土」づくり

庭の片隅で野菜を育てています。

最近は朝晩がだいぶ涼しくなってきたので、

取れる量が減ってきました。

それでもちょこちょこと収穫できるので、

朝収穫するのが楽しみでもあります。



何の知識もなく、とりあえず

庭のスペースが空いていたので耕して、

きゅうり、トマト、ナスを植えてみました。



それなりに育って、それなりにおいしい

野菜となりましたが、実家の両親が育てている

野菜とは随分味が違うな、という感じがしました。

また、大きさもぜんぜん違う。



「なんでこんなに違うのかな?」

そう思い、実家に帰った時に、

実家のトマトやきゅうりをチェックしましたが、

そもそも茎の太さがぜんぜん違う。

うちのはヒョロヒョロ、実家のはどっしり。

「こりゃ、味が違うのも当然だ」

そう思いました。



同じような苗を植えたはずなのに、

なんでこんなに差がつくのかな、

と思って聞いたら一言。

「ちゃんと肥料をまいているから」。



野菜が育つ土壌。

実家の畑は肥料をまき、土を育てている。

一方自分は、ただ耕して苗を植えただけ。

最初のうちは同じような見た目をしていても、

時が経ち、野菜が成長していくに連れ、

その差は歴然となる。



野菜の茎や実といった、上辺のところに

注意がいっていましたが、

実は下で支える土が大事なんだなぁ、

ということを思いました。



土を育てるには、

野菜を実際に育てている時では遅いです。

畑を休ませている間に肥料をまく必要があります。

また、肥料をまけば、当然草が生えてきます。

それを抜いて畑を維持する必要もあります。



野菜を植える前の段階で、

いかにしっかりとした準備ができるか。

それによって野菜の味が決まる。



教育もまた同じ。

生徒に指導する前の段階の準備を

いかにしっかりとしたものにできるか。

それによって成長の度合いが大きく変わってくる。



朝、野菜を取りながら、

ぼんやりとそんなことを思いました。