理科はなぜ難しい?

夏期講習では、普段あまり指導していない

「理科」について教える機会が多いです。

教えながら、

「理科を苦手にする子が多いのはなぜか?」

ということを考えました。



何となく気づいた点を挙げてみます。



①公式、基礎知識が身についていない

まずはここです。

公式や基礎知識がしっかりと

身についていない子が多いです。



ここがあいまいな状態では、

難しい問題を解いても

「何が間違っているのか?」が

把握できないため、全く力がつきません。



②問題文の意味がわからない

公式や基礎知識がある程度身についている

生徒が次にぶつかる壁がここです。

入試問題で設定されている状況、条件が

「何を意味しているのか?」

「何を聞かれているのか?」

が読み取れないため、

どの知識、公式を使うのかがわからない、

という状態です。



ここでは、理科の基礎知識に加えて

問題文の意味を読み取る「読解力」が

ないと、対応できません。



③「ただ覚えているだけ」の子が多い

これは少し難しい話になってしまいますが、

理科の公式を覚える時に、

ただ「形」だけを覚える子が多いと感じます。

「なぜそのような計算式になるのか?」

「その公式によって出た数値は、何を意味するのか?」

ということまで踏み込んで考えられる子が

少ないと感じています。

なので、公式を忘れやすいのだと思います。



例えば、いま「密度」を教えているのですが、

密度の本質が

「1立法センチメートルあたり、どれだけの質量があるか」

ということがわかれば、

「密度=質量÷体積」

という公式は、その理由から覚えられると思います。



そして、これらを突き詰めて考えていくと

結局は「小学校の国語・算数の実力不足」

に行き当たります。



小学校の国語、算数がしっかりと

身についていないため、中学の理科で

「何を言っているのか、わからない」

という状態になっているように思います。



理科を教えていると、小学校のうちに

「国語」「算数」を徹底的に

鍛えておいた方がいい、

と改めて思います。



それも、ただ「パターン」を教えるのではなく、

「なぜそのようになるのか?」

という本質的な部分まで踏み込んで

考えるクセをつけておく。

そうすれば、中学では自分で考えながら勉強し、

自然と伸びていくと思います。